発えん筒とは…
助手席足元に設置してある赤い筒状の物、緊急時(故障や事故の際)に使用します。
しかし〈はつえんとう〉には煙と炎の2種類あるのはご存じでしょうか?
発煙筒
発煙筒は煙を発生させる道具です。
点火することで大量の煙が出るため、煙幕や信号用として使われるケースが多いです。
また、山岳事故や海難事故など救助を求めたりする時に使用されることも。
発炎筒
発炎筒は正式名称を「自動車用緊急保安炎筒」といいます。
炎の明かりによって危険を知らせる役割があります。
高速道路での緊急停車や踏切での脱輪など、非常事態が発生したときに火を点けて
他の車に警告するのが正しい使い方です。
そして、発炎筒には炎が出るものと、LEDタイプのものがあります。
一般的な発炎筒 | 一般的な発炎筒は強い火によって危険を知らせるためとても明るい。昼間や遠くから見てもわかりやすく、広い範囲に異変を知らせることが可能。 ただし、一般的な発炎筒の最低燃焼時間は5分なので燃え尽きると使えなくなります。引火や火傷のリスクもあるため、使い方には注意が必要です。 |
LEDタイプの発炎筒 | LEDタイプの発炎筒はスイッチを押すだけで明かりが灯ります。一般的な発炎筒と違って長時間使用でき、電池を入れ替えれば何度も繰り返して使うことが可能。火を使用しないため使い方が簡単で、女性やお子さんでも安全に使えます。 ただし、一般的な発炎筒と比べると明るさは劣ります。明るい昼間だとLEDタイプの発炎筒は見えにくいため、安全面を考えるなら一般的な発炎筒とLEDタイプの発炎筒を両方用意しておくのがおすすめです。 |
できれば使わずに済みたいものですが…
一般的な発煙筒には有効期限があります。
期限切れ等の場合は早めの交換を!
また、有効期限が切れていると車検が通らないのでご注意を!