シビアコンディションとは

[ ダイハツ川崎東 ]

シビアコンディションの「シビア(Severe)」とは、「厳しい、過酷な」といった意味です。そして「コンディション(condition)」は、「状態、調子、条件」という意味になります。

つまり、シビアコンディションとは「車にとってより厳しい使用状況、負担の大きい使われ方」を指していると理解できます。

シビアコンディションに当てはまるものをご紹介します。

走行距離が多い

まず、走行距離です。一般的に乗用車の年間走行距離は1年で10,000㎞程度とされています。もし20,000km/年以上走行していれば、走行距離が多すぎるということになり、その分パーツの摩耗や油脂類の劣化が進みやすくなるシビアコンディションだと言えます。

悪路での走行が多い

悪路走行も車にダメージを蓄積します。悪路とは、でこぼこ道や砂利道、未舗装路、雪道など。

そういった悪路での走行が、走行距離の30%以上を占める場合は「悪路での走行が多い」ということに該当します。

山道・登降坂路での走行が多い

また、「山道、登降坂路」の走行も車には厳しい条件です。上り下りが多い道やブレーキを何度も使用する峠道などの走行が、その車のそれまでの走行距離の30%以上を占める場合もシビアコンディションとなります。

短距離の走行が多い

走行距離は長いだけでなく、短すぎる場合も車にとっては負担となります。1回の乗車で走行距離が8km以下の運転を繰り返した場合、冷却水やオイルなどの温度が低い状態での走行が多くなり、油脂類がダメージを受けることになります。車の使用が近所への買い物や、お子さんの送り迎えなどが多いという場合はシビアコンディションに当てはまる可能性があります。

低速での走行が多い

時速30km以下の走行やアイドリング状態が多いと、冷却水やオイルなどの温度が低い状態が続いてしまい、短距離での走行が多い場合と同様に車の負担となります。渋滞の多い地域や、住宅街での走行を頻繁に行っていると当てはまる可能性があります。


 

もちろん使い方をある程度工夫してシビアコンディションを避けるのがベストですが、そのために車を使わない、長距離走行を行わないというのでは本末転倒です。

シビアコンディションがどうしても避けられないのであれば、故障などのリスクを考えて、とにかく点検や整備だけは欠かさないようにしましょう!

しっかりとメンテナンスを行っていれば、シビアコンディション車であっても長く付き合うことができるはずです。