今回は実際にご入庫頂いたお車の様子をお見せします！

こちらの部品は『タイロッドエンド』といい

ハンドルの操作をタイヤに伝えるほか

路面からの衝撃や振動を吸収する役割をしています。

人間でいうところの関節のような部品ですね。

タイロッドエンドには摩耗を抑える為にグリスが塗布されており

グリスが漏れない為にゴム製のブーツで覆われています。

写真ではこのブーツが裂けていて中のグリスが外に漏れてしまっているのが見えます。

もしこのままの状態で走り続けたらどうなるのか…

裂けた箇所からグリス漏れの他に外部からの小石などの異物が入り込んでしまいます。

そうなってしまうと関節の潤滑ができずに金属の部品同士が擦れてしまい

走行中の異音や他の部品の破損に繋がってしまいます。

最悪の場合、関節部分が外れてしまってハンドル操作が行えない

というケースも考えられます。

こちらが交換した後の様子です。

車検、定期点検ではこのような足廻りの部品も

摩耗していないか、劣化は見られないかチェックをしています。