個人賠償責任保険はご加入済みですか?

[ 川崎整備・鈑金塗装センター ]

 

昨今自転車保険への加入を義務化する自治体が増えてきています。

 

東京都は令和2年4月1日から「東京都自転車の安全で適正な利用の促進に関する条例」が

改正され義務化となりました。

 

 

そもそも自転車保険とは??

 

自転車保険というのは第三者へ対しての補償「個人賠償責任保険」、

自分自身に対しての補償「傷害保険(おケガの保険)」の2種類が

セットになっているものを指します。

 

その中で義務化されているのが「個人賠償責任保険」です。

 

 

個人賠償責任保険とは??

 

本人、配偶者、同居の家族、別居の未婚の子が日常生活で他人にケガをさせてしまったり

他人の物を壊してしまった際に法律上の損害賠償責任を負担した場合を補償する保険です。

 

上記のように補償範囲が広いため、家族でお1人が何かしらの

損害保険(自動車保険や火災保険)に特約として付帯されていると

重複になってしまうのでご注意ください。

※保険会社や商品等によって補償範囲が異なる場合がございます。

 

 

どんな時に使える保険??

 

具体的な例として、

 

・自転車を走行中に通行人と接触しケガをさせてしまった

・自転車を走行中にお店の建物や看板と接触し壊してしまった

・自宅で発生した水漏れで下の階に損害を与えてしまった

・飼い犬が散歩中に通行人に噛みつきケガをさせてしまった

・ベランダから誤って物を落としてしまい、地上に停めてあった自転車や自動車に

 損害を与えてしまった

・子供が誤って友人宅の窓ガラスを割ってしまった

・友人から借りたカメラを落として壊れてしまった

・買い物中、手に持っていた飲み物がこぼれ商品を汚してしまった

 

など、日常生活で起こり得る損害に対して幅広く補償されます。

 

 

 

過去の判例

 

事故状況により賠償額は大きく変動しますが、過去の高額判例としては

 

・自転車で走行中の11歳男児と歩行者が正面衝突し、歩行者が寝たきり状態となってしまい

 11歳男児の母親に約9,500万円の賠償を命じた。

 

・自転車で走行中の高校生が斜め横断をし、衝突した歩行者に言語機能喪失などの

 障害が残ってしまい約9,266万円の賠償を命じた。

 

上記はほんの一例ですが、かなり高額な損害賠償が発生してます。

 

 

 

最後に

 

交通ルールを守ることは絶対ですが、日常生活では予期せぬ事故が起こることもあります。

自分が被害を与えてしまう側になった時困ることがないように、

今一度ご家族でご加入されている保険をご確認頂き、交通ルールや個人賠償責任保険について

話し合いをしてみるのもいいかもしれませんね。