冬の寒い朝、フロントガラスが凍り、取り除くのに時間がかかって困ったことはありませんか?
今回は凍結を防ぐ方法とその解決方法をご紹介します。
1.ガラス凍結の原因
放射冷却という言葉を天気予報で聞いたことはありませんか?
クルマのガラスは、冬晴れの翌朝に、この放射冷却が原因で凍結します。
これは大気や地表の熱が上空へ放出された後、夜間に急激な冷え込みが起こった場合に、空気中水蒸気が地表に下りてきた際に霜となってガラスに付着し凍結してしまうのです。
2.ガラスの凍結を防ぐには
いくつかある解決方法から、おすすめの簡単な防ぎ方を3つご紹介します。
①撥水剤を塗布する
撥水剤は水を粒状にはじき、ガラス表面に付着する水分の面積量を少なくし、凍結防止に効果が有ります。尚、撥水剤は、ガラスの油膜や汚れを取って塗布するとより効果的です。
②ガラスにカバーをかける
単純なようですが、ガラス面にカバーをかけておくことは、凍結防止に効果があります。
最近はクルマのガラス専用の凍結防止カバーも市販されていますので、装着するクルマに適合したカバーを選びましょう。タオルや毛布でも効果があります。装着する際は風に飛ばされないように車体に固定しましょう。
③駐車する場所を選ぶ
可能であれば、朝の光がフロントガラスにあたる場所に駐車して、自然の力で解凍できる場所に駐車しましょう。また、屋根のある場所へ駐車することは、ガラスの凍結防止に効果的です。
3.ガラスが凍ってしまった場合の解決策
素早く氷や霜を除去したい場合は、以下の3つの方法がおすすめです!
3つの方法を同時に行うことで簡単に除去できます!
①クルマのデフロスターを使用する
エアコンの機能の一つであるデフロスターを使用しましょう。
外部の送付口より温かい空気が流れ、氷を解かすことが出来ます。
ただし、デフロスターだけでは、温かい空気が出るまでに時間がかかり、氷を解かすのが遅くなるのが難点です。
②解氷剤を吹き付ける
クルマのガラス専用の解氷剤を使用することも効果的です。解氷剤は氷点を上げる性質のあるアルコールが主成分で、解氷までの時間が短いというメリットがあります。
③スクレイパーで氷を削る
時間が無い場合は、スクレイパー(へら状の器具)を使ってガリガリと直接氷を削り取りましょう。ヘラの部分が硬い素材のものは、フロントガラスを傷つける恐れがあるのでガラス専用のスクレイパーを使用しましょう。
解氷剤とスクレイパーは、氷や霜を早く除去するのに効果的です。
冬季はクルマに積んでおくと便利なグッズです!